歌の美しさから見る美人、小野小町

百人一首九番歌

花の色は
移りにけりな
いたづらに
我が身世にふる
ながめせしまに

百人一首

3月15日、東京のさくらの花開花宣言がされました。
今年は暖冬で桜の開花は例年より早くなっています。
咲いた花はもちろん、散る桜にも情緒を感じる私たち日本人です。

小野小町が「時がふる」と詠んでいることから 年を重ねてから詠んだと推測できます。
散らぬ桜も散る桜もどちらも色は変わりません。
(でも自分はまだ散らない、と言っているようです)
この歌の美しさをもって小野小町が美人だと言われている所以だと何かの本で読みました。
京都山科に小野小町ゆかりの随心院があります。
近くには醍醐の桜で有名な醍醐寺もあります。
一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

見かけよりも精神的な美人は年を取りませんね。


日本で生まれた扇子は万葉集の時代から使われていました。