子供の日が制定された年は戦後の1948年、端午の節句から「子供の日」に名称変更

子供の日が制定された時代

敗戦から数年後の1948年に端午の節句から「子供の日」に名称が変更されました。
制定は「端午の節句」の由来を知らないアメリカ人の影響が大きかったようです。

もともとは男子の節句だったので、こいのぼりを揚げる意味や武者人形を飾る意味があったのです。男の子も女の子もどちらも大切な子供たちなので「子供の日」に異論はありませんが文化や歴史には意味があることだけは知っておいた方がよいのではないでしょうか。

鯉のぼり

住宅事情で今は鯉のぼりを揚げられない家が多いなか社会事情や考えの変化も加わり町から消えて行ってしまいました。
しかし、持ち寄って河原で揚げたりする地域が各地で見られます。
多くの鯉が一堂に会して泳ぐ姿は圧巻です。

https://youtu.be/Y1W9VfEfXxw

五月人形

男子の誕生にお祝いとして贈られた五月人形です。
子どもたちがおもちゃの刀でチャンチャンバラバラしていた頃から何十年もの年月が経ちました。新しいものを購入せずに孫の代にまで楽しめることで実家や親の散財も減ります。
古いものを大切に守っていくことは日本人の私たちが得意とするところです。

生活

この時期は新緑や若葉が楽しめる時期です。
柏餅は、柏の葉を使って中の餅団子を包みます。
柏の木は高くまっすぐに伸びることから縁起物として使われてきました。
柏餅は男の子が立派に育つようにと願いが込められた食べ物となっています。


菖蒲が育つ時期でもあるので「尚武」にかけて菖蒲の葉を湯船に入れます。
このような習慣や言い伝えが古臭いものとならないように伝えることも重要です。