脳卒中体質という単語をこの番組で知りました。
体質、血圧の測り方、血圧変動タイプの人、回復の可能性を紹介しています。
【体質】
60代で4人に一人、70代で3人に一人の割合でその体質の人がいるようです。
ある70代の女性がなぞの脳梗塞を起こしたということです。
なぞの、というのは血圧は正常で体のことを注意していたのに脳梗塞を知らないうちに発症していたというのです。
平衡感覚がなくなり、ドアが歪んで見えたので慌てて病院へ行き
診断を受けたというのです。
知らないうちに14箇所も脳梗塞の痕跡があるという。
血圧も、ヘモグロビン、LDLコレステロールも正常なのになぜ?
夢にも思っていないことが起きてしまったということです。
「穿通枝」という細い血管は太い動脈から直接出ている血管、その平滑筋が血管を広がるのを抑えたりする。
穿通枝という血管に圧が加わると血管の壁が厚くなり詰まってくる。
では、そういう体質になる人はどうやって知るのでしょうか?
それは
【血圧の測り方】で分かるそうです。
健康な人では立って測った時と座って測った時の血圧の差はないのですが脳卒中を起こす体質の人はその差があるようです。
【血圧変動タイプの人】です。
15mmHgの差があったり、夜寝る前と朝起きた時の差で15mmHg高い場合は
脳卒中体質のようです。
80歳の女性がその体質を克服したのを放映していました。
ポイントは
1,減塩
2,20分の散歩
3,睡眠をしっかりと取る。
という3点で改善できるということです。
【回復の可能性】
自治医科大学の苅尾教授が、いい睡眠をとると交感神経が抑えられて血管の柔軟性を回復できると説明されていました。
3年ほど前から血圧の変動の大きさを注目してくるようになったということです。
比較的新しい研究のようです。
加齢やストレスで血管はもろくなるのは知られていることですが生活改善によって年配者でも回復するということです。
根気よく、良い生活習慣を身につけることが大切ですね。