日本に来てトラになったという説
大漢和辞典編集者の諸橋博士の言葉を借りると中国では「菟(と)」と呼ばれていたのが日本では意味のない「ら」がついて「とら」になったのではないかということです。
「とら(さん)」の方が言いやすく親しみが湧きますね。
伝説の虎退治
武将、加藤清正の虎狩りは有名な話です。
子供の頃「加藤清正お馬乗ってホイ!」と言って遊んでいたものです。その大切な馬が虎に捕られた仕返しに虎退治をしたという。そんな伝説があります。
*参考 因みに清正といえば名古屋城の清正石が知られています。
この石の大きさは畳8枚ほどあるということです。名古屋市の観光リンクを下に貼りました。
虎に関する諺
・ 「苛政は虎よりも猛し」
孔子の言葉に「苛政は虎よりも猛し」があります。
過酷な政治は虎よりも恐ろしいという意味です。
政治家の皆さんには心してもらいたいと思います。
・「虎視眈々(こしたんたん)」
恐ろしいものが「虎視眈々」と隙を狙っているという意味。
気を緩めずにしたいものです。
・「虎の尾を履む」
危険なことをしてしまうという意味です。後が怖い!
・「虎穴に入らずんば虎子を得じ」
少しの危険を犯さなければ功を立てられないというたとえ。
・「虎の威を仮(借)る狐」
小人ものの例え
五黄の虎
36年に1回の干支の寅年になるのが2022年ということです。
最強の寅年と言われ、その年に誕生した人たちは強く猛々しいと言われています。
虎(寅)を名前につける
強い虎に因んで虎之介、虎雄などという名つけられた人たちは多いはず。
羊や虎、龍などの干支は名前との相性がよく、その年に生まれたことが分かっていいものです。その反対に干支の名を使いにくい動物も結構います。