お釈迦様が菩提樹の木の下で悟りを開いた日が12月8日、と言われています。
釈迦は29歳まで何の苦労もなく育った王族の王子でした。
29歳の年に出家し35歳で悟りを開きました。
人間は生まれ、年老いていき、病に伏せ最期は死に至る、その人生の中で
どのような悟りを開いたのか興味が湧くところです。
お釈迦様も人間だったのです。
超人ではないところに親しみを感じます。
難しい仏典用語を一つ一つ解釈するのもいいと思います。
「ブッダ」(手塚治虫)の第2巻「生誕」の中で「死ぬのはなにも人間だけじゃない。虫も鳥もけものも木も草も 生き物はみんな死ぬ・・・・
「あなたは生や死について 人間に聞こうとしているが できたら鳥やけものに聞きなされ 彼らの方がよ~く知っとるでな」
「だってけものはものいえないもん そんなこと聞けません」・・・・・・・・・
「心の中に入るのじゃ」という濃い内容の漫画が描かれています。
世界中の人間に人間の生きる道を教えなさい、と説いている老人に子供の頃の釈迦は教えられるのです。
ストーリーとしての「ブッダ」(手塚治虫)を読むのも方法です。
手塚作品はレビューも多く評価が高いです。
そのレビューの中で「人生観」「価値観」「世界観」を動かすという感想や
「食い入るように読んでしまった」「不朽の名作」という感想もあります。